DIY賃貸は古い部屋の空室対策に有効なのか?

こんばんは!久保寺優介です。

私も賃貸マンション、アパートのオーナー業をしていますが、やっぱり1番の悩みごとは空室問題です。

今年は何とか満室運営で一年を終えられそうなので安心ですが、いつまで続けられるか・・・

リフォームする事によって今の入居者ニーズを反映させようと思っても限られた予算の中で

何をしたら良いのか迷います。

入居者の人気設備ランキング』などに掲載されている設備をすべて設置して

流行りの内装を全て取り入れられれば

1番良いのですが、お金がいくらあっても足りません。

最近は入居者ニーズが多様化して入居する方によっても要望は様々です。

とても全ての要望に応えることはできません。

そんな中で入居者自身に『自分の好みにあったお部屋に変えてもらう』ことを可能にした部屋があれば

効果的に資金が投入出来て、『こんな部屋に住みたい』と思ってくれる入居者が見つかるのでは?

という考えの元に出来た制度がDIY賃貸というものです!

今回はDIY賃貸について記事に致します。

知識不足を補うためのガイドラインを公表

国交省がDIY賃貸について調査したところ、世間一般の認知度は10%以下だったそうです。

そんな状況なので不動産管理会社と国交省が協力して浸透させていこう

という動きが出てきています。

私も微力ではありますが、このブログ等で浸透できれば・・・と思っていますので

この記事を書かせて頂きます。

 

国交省は当初、一戸建ての空き家問題を解決するためにこの仕組みを作りました。

一時期、ニュースなどでも放棄された戸建ての空き家問題が話題になっていましたよね。

しかし、今は不動産管理業界が協力することで

【DIY賃貸=空室に悩む大家さんにも役立つ仕組み】になりそうです。

取り組みとして2018年春ごろにも、大家さんや管理会社にとって分かりやすい

『DIY賃貸ガイドブック』が出る予定です。

それ以外にも公益財団法人の日管協が建築やリノベーションに詳しい民間団体とともに

『賃貸DIYガイドライン』を作成して公表する準備を進めているそうです。

まず手始めに建築基準法の内装制限についての解説をして

建物の構造別に「どの部分をどこまでDIYして良いか」

の基準をわかりやすく解説します。

これによって、建物のどの部分をDIYして大丈夫かが、大家さんと管理会社に理解できて

入居者にも安心して説明出来るようになります。

DIY賃貸の制度説明や契約関係は国交省の契約書や「ガイドブック」

具体的な取り入れ方については民間団体が作る「ガイドライン」を参考にする・・・

という流れになります。

DIY賃貸にチャレンジしている大家さん

私の知り合いの大家さんの中には国交省の動きを待たないで入居者が

「自分好みのお部屋にできる仕組み」を取り入れている方もいます。

入居者が部屋の壁に棚や飾りなどを付けられるようにリビングの壁一面を構造用合板にして、DIY可能な壁を作っていました。

同様の仕組みを新築アパートに取り入れた方もいます。

その大家さんは「新築時は競争力があるけど、古くなって来たときのために取り入れた」

と仰っていました。

また、別の大家さんは入居者に安心して暮らして欲しいという理由から

「転倒防止金具を壁につけることが出来る付け鴨居」を部屋全体に取り付けていました。

それ以外にも、『自分好みのDIY』はハードルが高くても自由に壁に絵が描けたら、お子さんが楽しいのではないかと

部屋の壁一面がチョークボードになる壁紙を貼っている大家さんもいらっしゃいます。

さらに、アパートの建て替えまでの短期契約時には壁にペンキを塗っても棚を付けても何をしても良い。

というような太っ腹な大家さんもいましたが、そういうケースこそガイドラインを利用して、やれる範囲を示して

貸す立場、借りる立場の両方が危険な状態にならなければ良いわけですよね。

良い入居者ほど不自由に暮らしている傾向が?

今では、賃貸住宅を借りる際に原状回復義務や国交省の敷金精算ガイドラインについてみっちり説明を受けるため

「壁に穴は空けられないし、空けたら退去時にお金を取られる」と思っている方もいます。

そのためにルールを守ろうという質の良い入居者さんほど

時計やカレンダーを付けるのさえ躊躇して棚やフックなど「以ての外」

という不自由な暮らしを余儀なくされているのです。

自分の個性を出したい、暮らしやすい住まいにしたいと願う入居者さんは暮らしに関心のある方々なので

お部屋も大切に使いますし、入居マナーも良い、という傾向にあるように思います。

大家さんが最も好む入居者さんたちです。

ここに挙げた大家さんの事例でも、入居者が自由にして良いレベルは、それぞれ違いますが

釘の穴すらおいそれとあけられない生活と比べたら大きな変化だと思うので

暮らしに関心のある良い入居者層から支持される1つの方法にDIY賃貸は、なり得るのではないかと思います。

まとめ

DIY賃貸なんてよくわからないし、実際に取り入れるのは難しい・・・

という大家さんも多いと思いますが、例えば長年住んでいただいている入居者さんから

「高齢になった親のために手すりを付けてもいいですか?」

と聞かれて、それを許可するのもDIY賃貸だと思います。

要するに、DIY賃貸は入居者さんが住みやすいように多少の手を加えることを許可する仕組みです。

「賃貸だから穴はあけてはダメ」「原状回復で元に戻し続ける」

という考え方から一歩進んだこの仕組みを知るところから始めてみてはいかがでしょうか?

DIY賃貸の仕組みを取り入れることで

古い部屋でも入居者ニーズに応えることが出来て、空家も解消され易くなると思います。

 

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